議員定数削減案について
本日、議員定数検討特別委員会がありました。
これまでの私の投稿では、
こちらの投稿やこちらの投稿についてもご覧いただけましたら、
私の目線としてはある程度ご理解いただけるかもしれません。
9月の本会議に一部議員により突然出された議員定数削減の議案について、
客観的な民意を確認した上で慎重に審査するため継続審査とし、議員定数検討特別委員会を設置することとなり、
その議員定数検討特別委員会で、客観的な民意を確認する方法としてアンケートを実施することと決定しました。
継続審査となりましたが、基本的に次の本会議までの継続審査を想定しており、
時間に制約がある中での実施でしたが、
事務局職員の方々のお力をお借りしてなんとか実施することができました。
アンケート結果はこちらからご覧いただけます。
本日の委員会の結論をまず申し上げますと、賛成多数で議員定数を2人減らすという結論になりました。
私自身は正直に申し上げ、やむを得ず賛成しました。
議員定数は民主主義の根幹に関わります。
他の議会では、「条例に議員定数を触る際は市民や専門家等の意見を聴取すること」などとする内容を明記している議会も多々あります。(小野市議会ではありません)
また、1年や2年かけて、議会内で議員報酬を含め、様々な角度から検証や検討を重ね、丁寧は議論が図られた上で議案として提出される議会が多い中、
小野市議会でこのようなプロセスとなったことは私は非常に残念であったと思っています。
ましてや、市長が言い出したことである中でこのようなプロセスとなったことが残念です。
しかし、私としてはそのような感情を捨て、「これから人口が減少していく中で、どこかでは議員を減らす時が来る」という観点だけで賛成の立場をとりました。
先ほど書いたように、議会内で多角的に検討し、時には意見が違っても歩み寄り、落とし所を見つけ、丁寧に進めていけば賛成できる議案であるとも考えるからです。
委員会の中で反対の討論をされた議員のご意見は至極真っ当で、大変共感することができ、複雑な心境の中で賛成する自分に対し、悔しくて涙が出そうでした。
そこまで思うなら反対すればと思われるかもしれませんが、議員として将来を見据え大局で考えた結果は賛成せざるを得ないということです。
アンケート結果は非常に厳しいご意見が多かったです。
小野市議会は女性の議員数が比較的多く注目されることもあり、
また前回の選挙では16人の定数に対し27名の立候補者が出るなど、
現職議員の立場では、「小野市議会は他の議会と違う」とか、「市民の方の議会への関心は低いとは思わない」など、
どこか勘違いし、驕りにも近いような感覚があったのかもしれないと思いました。
アンケート結果は議会として真摯に受け止め、
次の選挙までの期間に、議員の数を減らした責任を果たしていかなければならないと思います。
それは、2人減らしても問題なく議会が運営できるように、変えるべきことは変え、
組織のあり方や仕組みも検証し、体制を整えていくことです。
議員になって一番悔しい結論を自ら選んだ議案となりました。
25日の本会議で表決となりますが賛成多数で議員定数を削減することが可決される見込みです。