29 9月 2016

Category: 活動報告
2016年09月29日(木)
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9月議会閉会しました

9月29日、本会議最終日でした。

 

昨年度決算の審査も含まれた9月議会でしたが、全議案全て可決されました。

 

今回の議案の中に、4・5歳児の認可外保育園に通園する保護者負担軽減措置の補正予算が出ていました。

 

3月の議会で、4・5歳児の幼児教育・保育料の完全無料化に関する予算があがった際、

その目的は何なのか、質問しました。

その際の市民福祉部長の答弁がこちら↓

目的でありますが、保育料の30%軽減分については保護者の経済的負担の軽減が目的であります。また、四、五歳児保育料の無料化分につきましては、保護者の負担軽減策を強化する目的に加え、小野市の強みである医療費完全無料化の施策と相まって名実ともに県内随一の子育て支援の仕組みを構築し、「住むなら!やっぱり おの」の創造を目指すことが目的であります。
 以上、答弁といたします。

 

保護者の負担軽減が目的なのであれば、介護離職等の話題でも、女性の働きやすい環境整備でも課題に挙がる、事業所内保育所、また様々な理由で選択される認可外保育に対してのお考えは?という私の質問に対する市長の答弁がこちら↓

3番目の保育所の件ですけどね、これは認可外保育をサポートするのは決まってるじゃないですか。ですから小野市の場合は認可であろうと認可外であろうと、それから民間会社の中にできているそういう保育所であろうと、ただし小野市の基準に基づかなだめですが、それについては基本的には無料。
 私が言ってるのは認可外であろうと、あるいは小野市以外の例えば兵教大の保育所とかありますね。小野市の民間の保育所、それから幼稚園、それから越境で、越境言うたらおかしいね、市外の保育所へ行かれとる。私はね、保育所を無料にしてるのはパフォーマンスでもなければ何でもないですよ。要するに義務教育として18歳までがもうほぼ義務教育に等しい、誰もが高校へ行く。だからいよいよ高校までやるんだと。それから、今や小野市の保育所なんていうのはもう完全に、私たちの時代からそうですよ。幼児教育としてその場が幼稚園へ行こうと保育所へ行こうと幼児教育というのは何ぞやと。人の触れ合いとかコミュニケーションを図りながら、小学校1年生へ入っていくんですよ。みんな義務教育になっとるんだから、それを本来はナショナルミニマムとして国家として無料にすべきやという考え方は私はずっとそう思い続けてきたわけです。だから財政状況の中で少数精鋭で少ない人間で、人件費はこの地域の中でははっきり言って1人当たりの給料は高いけれども、この北播磨5市1町の中では総人件費が最も少ないのが小野市ですよ。それがそっちへ行ってるんで、だからそこら辺考えれば、やれるところはやったらよろしい。結果として国家が必ずついてくるという判断ですので、質問の件に関しては要するに理不尽な理屈の合わないそういう保育所には無料の対象にはなりませんが、論理的に納得できる、説得やなしに納得できるそういうことであれば、個別案件はたくさん出てくるかもしれません、それは理念をまず考える。どういう理念でこういうものを無料にしたのかという理念に照らし合わせてちゃんとルール化をして、基本的には市民であるお母さん方に働きやすい環境として保育所の無料化は小野市は実施するということであります。

 

 

本来、私自身の基本的な考えは、4歳5歳児の幼児教育・保育料の完全無料化には”反対”であると、私の活動報告でも書きました。

その理由として無料化にするのなら、教育の質や保育の質の向上、従事者の待遇改善等が先決ではと考えるからです。

無料になれば、それはもちろん有難い話ではありますが、

負担すべきところは負担しようという根本的な考え方です。

 

所得制限なしの完全無料化を推進することで、今回一番大きく税金が補填されているところは、もちろん保育所に通所させる高所得の皆さんの保育料です。

ですが、市長の発言から、子育ては市全体でするもの、そのような枠組みを取っ払って、市内の4歳5歳の保護者の経済的負担軽減をしようという意図だと理解し、3月には賛成致しました。

 

しかし今回、認可外に対する補助は、月額1万円、2年間後に終了という説明があり、3月の議会での説明と違っていることがわかりました。

 

今回の4歳5歳の幼児教育・保育料完全無料化がパフォーマンスでは無いのなら、この大きな行政サービスは平等であるべきだと考えますし、

3月の議会で、そもそも今回の目的として、認可幼稚園、認可保育園に通園する保護者負担の軽減が目的であると伺っていれば、

女性の働く環境をサポートするということに対し、不平等な点が出てくるという点を考えて、賛成か反対か検討する事ができました。

 

当局は、3月の議会での発言に責任を持つべきではとの思いで、非常に不信感を抱いています。

 

様々な視点から私も熟考しましたが、今回の補正予算は賛成をした上で、これからも追及していきたいと思います。

 

 

 

議会終了後は、議員協議会で、

・小野市総合戦略アクションプランの27年度事業評価について

・給食センター整備場所等について

・消防北拠点の整備について

当局より説明を受けました。