20 12月 2024
2024年12月20日(金)
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県知事選での小野市長の一件に対する質問について

12月13日(金)の本会議において、
河島信行議員が「小野市と兵庫県との良好な関係構築について」という項目名で一般質問をされました。

発言通告の内容はこちらです。

この質問に対し、蓬萊市長のご答弁はYouTubeからご確認いただけます。(33:30辺りから)

「県との関係が悪化するのではないかという質問であるが、そもそも私が就任した2年目(2000年)に施行された地方分権一括法に基づく地方自治法の改正において、都道府県と市町村との関係は基本的に相互に対等の立場であるとされている。従って関係が悪化するとかしないとか発言すること自体が県と市の関係をまさに上下・主従の関係と捉えた法改正以前の古い誤認識に基づくものであり、地方自治の本旨を長年議員をやってこられた方が全くご理解いただけていないことが残念。県と市が連携することは当然であり、一方で言うべきことは言うということが基本姿勢、私の政治家としての矜持である。それ以上でも以下でもない。国や県、全国の首長からもダイレクトに情報が入ってくるし、連携をとっているので、これまでと対応が変わるものではない。それよりも旧態依然の考え方から脱却できていないこと自体に問題がある。」

といったご答弁でした。(少し要約しています)

このご答弁に対し、河島議員が再質問をされましたが、
議長が”通告から外れている”とのことで注意、
山本悟朗議員が質問を整理させるべく休憩の動議を出すなどの動きがありました。

山本議員の動議にすぐさま反応した賛成者はおらず、また、議長が先に市長に答弁を求めるなど、私からすると少し議会が混乱している状況に。

ただ、私がもし議長なら、河島議員のあの質問の仕方であればそもそも最後まで質問を聞くと思います。

最後まで聞かないと通告から外れているかはわからないのでは?と思うからです。

休憩の動議が出た際の議長の対応としても、まずすぐに動議が成立するかどうか諮る必要があったのではと思いますが、議事整理権は議長にありますので、これは私の一意見でしかないのかもしれません。

この日の本会議終了後に議会運営員会にて振り返りのような議論をされ、
河島議員の質問について、”最初から全て通告をしておくべきであった”という意見が出ていましたが、

1度目の答弁であのような答弁が返ってくることは質問者からは予測できず、
答弁次第ではそもそも再質問する必要がないのですから、
“あの再質問は最初から通告しておくべきだった”ということが言えるのは、あくまでも結果論でしかないのではと思います。

そもそも、発言通告が重なり、議長から”質問はどちらかにした方が”との指導があったため、
河島議員と話し合い私は自分の発言通告を取り下げましたが、
他の議員の一般質問では同じ内容の質問をそのままそれぞれの議員がしておられましたので、
その点についても何だったんだろうと違和感を持っています。

私としては、有志であれ、「市長会」という名を使ったことや、蓬萊市長が代表者となった経緯をお聞きしたいと考えていました。
「市長会」という名でなく、「市長有志」であったのなら個人の意思表明という理解はできますが、
市長会は各市から分担金として税金が投入されている組織であるため、「市長会」という組織を使われた理由が知りたいとの想いがありました。

結果的に12月での一般質問の機会を逃してしまうことになってしまい残念です。