私の一般質問と議会のルールについて
12月12日(木)、13日(金)は本会議の一般質問でした。
私は大まかに言うと、
学校やコミセン、主に教育委員会が所管する施設の今後の維持管理、改修改築の方針についてを質したく発言通告を出しました。
質問自体は、小野市議会のYouTubeで今後アップされた際にご覧いただければと思いますが、
私の意図としては、
今後の人口減少下において、学校を大規模改修する際に、例えばコミセン機能を有するものを備える施設としての複合化や、学校自体の統合は避けて通れないものであるとの考えから、
市民に説明責任を果たした上で市がしっかり計画を立て将来を見据えて欲しいとの想いで質問しました。
市長は議会で何度か「基本的に小野市は学校の統廃合はしない」と発言しておられます。
しかし、一方で
「気がついてみたら、どこも統廃合してるのに小野市だけやってなかったリスクもあることは事実」
「市民からは何も反応がない」
というようなことも発言されています。
私は、まさにこの点について懸念を抱いています。
市として、市民にはっきりとした問いかけがないまま、進められているのではという懸念です。
私は議員としてできることとして、昨年度・今年度の市長への要望に、学校やコミセンの複合化はお伝えしてきていますが、
そのような事実は無いもののような発言に加え、議員に責任転嫁をするようなご答弁をされたことはただただ残念でした。
しかし、河合地区については具体的にこれから河合中学校の大規模改修について、地域の方を交えた委員会で議論されるとのことで詳しくはわかりませんが、
中番小学校・下東条小学校の今後については、「小野市は基本的には学校の統廃合はしない」との考えの「基本的に」から外れる可能性もあることは明確になったかなと思っています。
私の考え方として、市の施設のダウンサイジング、集約化、複合化は必須であると考えておりますが、
保護者や地域の方々との合意形成を図ることが重要であり、丁寧に進める必要があるとの考えを持っております。
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小野市議会のルールについて
小野市議会の一般質問は、総括方式を採用しています。
統括方式は、質問者が質問を一括して質問し、答弁者も一括して答弁する方式で、
小野市議会は質問者の持ち時間のみ40分と定められています。
なぜ、このようなルールになっているのかはわかりませんが、答弁者には時間制限がありません。
また、質問は3回までとなっています。
演台で通告した内容を読み上げることも当然質問となりますので、
議員は再質問(2回目)、再々質問(3回目)までしか権利が与えられていません。
言い換えると、最後は当局の答弁で終わることになります。
あと、暗黙のルールみたいなものになりますが、
小野市議会は「一般質問は質問であるから要望はできない」との大原則に徹して運営されています。
議会によって運用は違いますが、
一問一答(一つの質問ごとに答弁を求める方式)を採用しているような場で、
「◯◯の質問は◯◯ということと理解しましたので、これで質問を終わります」と議員が発言して質問が終わるイメージもあるかもしれません。
しかし、小野市議会では先ほども申し上げたように、一般質問は「質問」なので、
議員の発言で一般質問が終わるときは、議長から再質問や再々質問はあるかと聞かれて「ありません」と答えることしか基本的にはないものとして運営されていると私は理解しています。
なぜ、このような説明をさせていただいたかと言いますと、
私の今回の再々質問の答弁について、議長が市長に対し、答弁内容の確認をされました。
そこで、市長がなぜか私に対して質問を投げかけるようなことを発言されたのですが、
そもそも小野市議会は、当局側から議員に質問の趣旨を確認するといった規則を定めていない(反問権がない)ため、
市長が私に対して質問を投げかけること自体が間違ったことになります。
私としては、その理由に加え、再々質問という3回目の自分の質問の権利も終了していることから、改めて自己の考えを述べることは控えましたが、
傍聴しておられる方からは、平田は、「市長から何か言われて反論もせずそのまま質問を終了させた」と捉える方もおられるとお聞きしたため、記載しておきます。