18 4月 2021
2021年04月18日(日)
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公設コンビニ“ふれあいマート”がオープンします

4月17日(土)小野市小田町で開設される公設コンビニ『ふれあいマート』がプレオープンしました。

グランドオープンは24日(土)で、
営業時間は10:00〜18:00、
水曜日と日曜日が定休日とのことです。

公設コンビニは、その名の通り、税を投入して公に開設しています。

これは市長選挙時の市長公約でもあり、

・買い物弱者支援
・コミュニティの醸成
・災害時の備蓄拠点

の狙いをもって、
地域が主体的に考え、動き、それに対して市が応援するという施策です。

今回は、下東条地区がモデルケースとなって市内で初めての開設となりましたが、
他の地区でもこの公設コンビニを持ってきたいと考えておられ、動かれてきた方々のお話を私は聞いています。


主体的な地域の動きに市は責任を持って応援するとされながらも、
地域の想いが地区全体の想いになるまでが難しかったり、
主体的な地域の想いと市の考えに少しズレがあったり、、、

私は、その動きを近くで見てきましたので、
下東条地区のように開設に至るまで、
簡単ではないことがわかりました。

ですので、この“ふれあいマート”が、
ひとまず無事にオープンに漕ぎ着けたられたことに、
関わっておられる全ての方々に敬意を表します。

高齢者の移動支援については、
小野市内のほとんどの地域がそれぞれに問題を抱えているため、対策が必要です。

ただ、買い物弱者支援となると、これからは高齢者もネット等を活用し、個配などのシステムを活用する必要もありますが、

年配の方にとって、コミュニティの場と生活の日常である買い物の場を結びつけることが複合的に大きな役割を果たすものなのだろうと理解しています。

下東条地区の公設コンビニですので、
近隣住民の方だけの集いの場となってはいけませんし、
地区内にある、民のコンビニや個人商店の仕事を奪うことになってもいけないので、
ただ単なる商店では無い運営が求められます。

現時点でも課題は多いと思いますが、
モデル地区として新たなコミュニティの場の形を創出できるよう頑張って頂きたいです。

議員としてこの事業に関する費用について賛成しましたので、
その責任を持ち、地域の方々の主体的な動きを応援する気持ちです。

しかし一方で、税を投入して開設され、赤字は毎年補填していくという現在の流れの中では、
開設後の検証をしっかり行なっていくべきです。
関係される方々には心良く捉えられないかもしれませんが、
議員としてはこれもまた当然のこととして考えています。