10 7月 2019
2019年07月10日(水)
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テレワークは一つの選択肢

 

 

 

神戸で行われた民間企業主催のテレワーク導入についてのセミナーに参加しました。

 

今回のセミナーは主にテレワーク導入の概要ということでしたが、

佐賀県庁でのテレワーク導入の検証は非常に興味深かったです。

県庁だからこそ効果的に活用できたという部分も納得します。

窓口業務も多くなる市ではなかなか導入が難しいとも言われているようですが、

2017年に愛媛県西予市がテレワーク導入を行っているとのことですので、今後引き続き調査研究したいと思います。

 

今回のセミナーで非常に印象に残ったのは、

“テレワークでその現場の人材は減るように感じるが、そうではなく、むしろ今までは働くか休むかという選択肢だったものが、例えば在宅ワークというテレワークの一つとして働き方が選べることで、休むことを選択してきた人たちをギリギリ人材確保できているということである”

という説明でした。

 

当たり前だけど、テレワーク導入でずっと在宅勤務ではなく(ずっと在宅という働き方もあるだろう)、

例えば、一月の内、1日でも在宅勤務ができれば、子育てや介護で突発的に起こりうることに対応ができ、休まなくても良いということです。

実際に、佐賀県庁でのある月のテレワーク利用実績は、月に1.7日だとか。

それでも職員からはテレワーク導入は本当に助かったと、非常に評価が高いようです。

 

子育てや介護を経験された方であれば、今やっているこの仕事が家でできればどれほど助かるか…と思われた経験のある方も少なくないのではないでしょうか。

 

自治体も民間企業も、テレワークという働き方の一つを導入できる業務はあるのかないのか、

まず仕事内容の棚卸しをすることで、テレワーク導入には至らずとも働き方を見直すきっかけになるのだと学びました。

 

子育てや介護など、働き手それぞれのバックグラウンドを雇い手がきちんと考える時代。

今後ますます人材不足の問題を抱える中で、人材確保するための一つの方策として、企業や自治体がもっと取り組む必要があると感じました。