21 6月 2019
2019年06月21日(金)
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6月定例会の一般質問を終えました

まだ月曜日にも他の議員の質問が残っていますが、私の一般質問は終了しました。

質問内容は、

・防災について

・市民サービスの向上について

・ドローンの活用について

でしたが、、、私の一般質問が合計1時間半くらいかかり、傍聴者の方は少しストレスに感じたようです。

私の発言時間は正確に確認していませんが、30分前後だったと思うのですが。。。

 

出来るだけ簡潔なご答弁が頂けるよう、的を絞って質問しているつもりですが、そこが答弁者に伝わらず力量不足を感じます。

 

 

質問の趣旨を以下にまとめます。

・防災について

防災監が新設されたが、防災体制をどのように強化するか、

また、避難行動要支援者対策について市民福祉部や社会福祉協議会との連携をもっと深めるべきではないか、

という質問をさせて頂きました。

市長には、公民館などの地域避難場所の避難所管理・運営マニュアル作成をそれぞれの町に任せるのではなく、ある程度市が責任を持って整備する必要があるのではとお伝え致しましたが、

ご答弁としては、「市はそれぞれの町の自主防災意識の向上に努めるが、避難所運営等はそれぞれの防災意識が高まった中で検討されるものである」というような趣旨の発言がありました。(かなり私なりの解釈が入ってしまっているかもしれません。また録画が公開されましたらご確認ください。)

 

私はこの発言は少し残念だなと感じています。

これまでの小野市で起こった災害だと現時点での対応で問題が起きていないのかもしれませんが、

「大規模災害はいつどこで発生するかわからない」という危機感を自治体は常に持っておくべきであり、

大規模災害を想定して事業を行う必要があると考えます。

それぞれの公民館が避難場所として開設し、区長さん方を中心に自主運営されることとなれば、現在の状況では具体的な運営はそれぞれの地域次第です。

様々な懸念があるのですが、大規模災害で一例を挙げると、避難所では安否確認を求めて第三者が避難者の情報開示を求めるということが十分に想定されますが、

これまでの大規模災害でDV被害者の情報を開示してしまったことから問題に繋がった事例もあり、

そのような避難所の情報管理についての整備がされておらず、判断を地域に任せるのは荷が重いとの考えの元、質問致しました。

少しでも混乱を防ぐためには、避難者情報を収集する際に情報公開の可否を本人に必ず確認しないといけない。それを想定できている町はどれくらいあるのでしょうか。

 

市民福祉部や社会福祉協議会には避難行動要支援者に対し、

平常時からの支援で、結果的に防災対策になるような取り組みを積極的にして頂きたいと思います。

防災監は庁内各部署を統括する役職にあるわけですから、消防・警察・自衛隊のみに特化するのでなく、福祉の分野にも積極的に介入し、連携強化を図って頂けることを期待致します。

 

・市民サービスの向上について

納金や公金支払いのキャッシュレス化について、現在PayBやLINEPay、楽天銀行アプリ払込などスマホ決済は導入が進んでいるが、クレジットカード払いに対応されていないことについてどのように考えておられるか質問致しました。

現在の納付状況は、

市税のうち、

     口座振替(市が負担する手数料1件あたり10円)が59%、

     金融機関窓口での納付(市負担の手数料無料)が26%、

     コンビニエンスストア店頭納付(市負担手数料1件あたり58円)が15%、

 

水道料金では、

     口座振替が81%、

     コンビニエンスストア店頭納付が13%、

     金融機関窓口等が6%

であることがわかりました。

 

クレジットカード導入により、口座振替利用者で残高不足となる方の未納が防げるというメリットはあるものの、

そのように未納となられる方々がカード申請通るのかという懸念があるということや、

導入により必要となるシステム変更や保守費用、また手数料が口座振替に比べ高いこと、北播磨で導入している自治体では利用率が1%であることなど、

総合的に判断し、クレジットカード払い導入のメリットはないと判断したとのことです。

 

・ドローン活用について

今年度予算でドローン1台の購入費と市職員の研修参加負担金が計上されており、既に4名の職員が操縦技能研修を終えられています。

広報や防災、消防での活用はもちろんのこと、橋梁点検や鳥獣対策についての活用も期待され、どのような展望をお持ちか確認しましたが、

①新たな視点で撮影した写真や映像による市の魅力発信
②農地における作付け状況の確認や農業関連施設や危険法面等の現場確認
③道路や河川等の通常点検及び災害時における被災箇所の確認

などへの活用、、、と、一般的に考えられる内容の答弁でありました。もう少し具体的な計画まで考えられているかと思いましたが、まずはやってみようということでの研修受講なのかと思います。これから先どのように活用されるか見守ります。