一般質問
3月の定例会では、
・空き家バンク制度について
・採用に係る色覚検査について
・情報発信について
3項目を質問させて頂きました。
空き家バンク制度はこの3月末まで実証実験として取り組まれ、4月以降は事業としてこの制度を継続していかれます。
昨年末に各地域で開催された市政懇話会でも、市民の方から空き家に関する質問が挙げられました。
「地域の空き家を何とかして欲しい」というようなお声も挙がる中、
若い方からは、空き家をコミュニティの場等に創造するなど地域のためにも活用したいが、空き家バンク制度に物件の掲載数が少ないというようなお声もお伺いしました。
今回の一般質問では、その点を少しでも解消することはできないか会派でも議論し、空き家を活用したい側が声を挙げる体制を作ることができないか提案しました。
具体的な案を持って活用を希望される場合に、企画書等を元に空き家をリクエストすることで、
空き家をお持ちの方々からは、「このような場に生まれ変わるのであれば提供したい」と考えてもらえないか。。。との想いです。
当局からは、地域づくり協議会など地域からできることではないか、
しかし、活用希望者が希望する場合は事業者に情報提供を進めていく、、、というような答弁がありました。
採用に係る色覚検査については、主に消防職員の採用試験に関する内容です。
小野市の消防職員採用試験の受験資格は、受験資格に下記のような要件を付しています。
中でも色覚については、小学校で義務付けられていた色覚検査が廃止され、子どもたちが自分自身の色覚の特性に気づかないまま進学・就職時に進路を断念せざるを得ないというようなケースが取り上げられるようになり、
平成28年度から13年ぶりに学校での色覚検査が原則再開しています。
厚生労働省の採用選考自主点検資料でも、従業員を雇い入れる際には色を使う仕事の内容を詳細に記述し、採用選考時に色覚検査を含む健康診断を行うことについては、職務内容との関連でその必要性を慎重に検討すべきであるとする中で、
現在の小野市の受験資格の記載の仕方だとわかりにくい点があるのではないかと考えています。
「色覚に支障がない方」という基準に関しては、医学的見地を以って産業医が判断するということではありますが、
今回の質問で、二色覚・三色覚の特性の方々は受験資格を満たしている可能性が非常に高いことがわかりました。
消防職員を志す方々が、上記の受験資格だけを見て、本来受験資格を満たしているにもかかわらず、受験を断念してしまうようなことがないように、受験者にとってもわかりやすいものになって欲しいです。
情報発信では、広報おの2月号にも掲載されていた、「チャイコムねっと」「育児ねっと」「しょうがいねっと」のメール配信が終了することから、
コンテンツごとに受信者(市民)が受け取りやすい情報発信は何なのか、例えば子育て世代に情報発信をしたいのであれば、市の公式HPやフェイスブックだけに留まらず、LINEなど多様なツールを検証する必要があると考えています。
防災・災害情報についても、現在は安全安心メールの登録者数を増やし、緊急速報メールの活用もされていますが、
安全安心メールについては、キャリアメールの利用率が下がっている中、情報伝達手段としてメールだけで良いのかという点は、これからもっと発展していくべきだと思います。
市長からは「情報の一元化」の重要性を答弁で頂きました。
その一元化された情報をいかに正しく広く市民に伝えるか、
これだけ進歩している情報技術を自治体も遅れずに駆使していく必要があると考えています。