5 2月 2018

Category: 活動報告
2018年02月05日(月)
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地方商店街活性化の取り組みを学ぶ

 

1月末に、まちなか再生を考える会さん主催のセミナーに参加させて頂きました。

 

父の会社が商店街からすぐで、都市計画の用途地域図でも近隣商業地域に入っているご縁で、商店街を含めた土地の有効活用について、商店街でお店をされている方等と共に学ぶ機会を頂きました。

 

鳥取市の若桜街道商店街では、商店街ユーザーにアンケートを実施し、高齢者と孫が集える『食を通じた多世代の交流拠点』というコンセプトで、ベーカリー&コミュニティスペースを商店街の中に開業し、商店街への集客に一役かっている事例や、

個別の建替え等が困難な老朽建物が集まった街区の再整備として、住宅を上層階に、下層部に共同店舗・交流サロンの運営や、高齢者賃貸住宅や介護事業者に運営を委託した福祉施設を含む共同化の建て替え事業計画について情報提供してくださいました。

 

また、新潟市の沼垂テラス商店街では、旧沼垂市場のレトロな長屋に新しく商店街が誕生した事例を伺いました。

こちらは元々組合所有だった長屋を一社が全て買取り、コンセプトに見合った出店者を募り、古い長屋の外観はそのままに店舗の内装は各々がリノベーションし、個性的な店舗が連なるというスムーズな開業が実現しました。

補助金や助成金に頼らず民間力で実現されている手法は大変興味深いと感じました。

 

最後に、秩父市のみやのかわ商店街では、『できるものは何でも挑戦する』をモットーに毎年新しい事業を実施しておられるその一例として、商店街が高齢者を含む困った人を助ける役割を担う取り組みをされています。

県と市と商店街が協働して、元気な高齢者が生活支援を行う有償ボランティア制度を結成し、商店街がおたすけ隊を派遣する事業を行なっておられ、

また、高齢者施設や山間地域における買い物弱者に対し、商店街が出張するという取り組みもされているようです。

 

さまざまな地方商店街活性化の取り組みを学び、空き家・空き店舗の活用についえ考えさせられる機会となりました。

空き家を貸すことで所有者にどのようなメリットがあるのか、

所有者の方々の背中を後押しできるような提案をしていかなければなりません。

 

また第2回のセミナーもあるので、学びを深いものにしていきたいと思います。