市職員さんの頼もしさを感じました
先ほどまで、小野市伝統産業会館で小野市研究発表会がありました。
年に1回、毎年開催されており、今回で14回目となるようです。
発表者は主に市職員さんですが、民間の方の発表もあり、発表内容が幅広く毎年とても勉強になっています。
①自主研究グループ マルボウ 「女性と防災」
②コープこうべさん/育ヶ丘町民生委員さん 「みんなの井戸端ステーションぐるっとまわれば大盛況」
③シニア活躍推進課 「高齢者の皆さん…出番ですよ!−アクティブ・シニアの活躍に向けた模索と挑戦−」
④地域安全グループ 「小野市夜間歩行者等の安全確保に関する条例について」
⑤産業創造課 「播州そろばんとラグビー〜TAROプロジェクト〜」
⑥企画政策グループ 「ハムパークONO構想〜地域経済分析システムRESASを活用した政策展開〜」
今回は、以上の6グループによる発表でした。
どのグループも非常にレベルが高かったのではと素人ながらにも感じました。
また私個人としても、課題認識を持っている内容が多く、深い学びになりました。
最優秀賞には、⑥「ハムパークONO構想」が選ばれました。
RESASで流入人口を分析した結果、
大阪や岡山(中国自動車道・山陽自動車道)、加古川や姫路(東播磨南北道路)といった場所から、小野市内のゴルフ場を目的とした流れに着目し、
小野市の新たなうねり創出の鍵を握るとした、ひまわりの丘公園の再構築に、官民連携によるハムパークという新たな集客装置の検討を提案する内容です。
災害時のトイレ問題について女性の視点から研究に取り組まれているマルボウさんは、災害時のトイレの確保や管理についてのマニュアルを率先して作成していく決意をもお話され、本当に一市民として心強い存在だなと思いました。
育ヶ丘町のトーホー閉店がわかってから、危機感を持って行動を起こしてくださっていた町内の民生委員さんの発表も、
閉店決定時から私も状況が分かっていただけに、現在のコープこうべさんによる移動販売に結びつくまでのご苦労が容易く想像でき、心から感謝すると同時に民生委員さんの存在の大きさを再認識しました。
播州そろばんに関する発表では、小野市が実施しているそろばんリユース事業でゆかりのあるトンガ王国と、播州そろばんを融合させるような提案がありました。日本のそろばん教育をもう一度見直し、小野市から文科省へ提案していくという大きなそろばん愛をも含んでおられた発表だったのですが、
6月にお声がけ頂いて参加させて頂いたそろばん職人応援団の方々との意見交換の中で、そろばん教育の拡充と学習指導要領への波及について私自身も発言させて頂いたことについて、市の職員さんも同じような課題意識を持って頂いていることがわかり、こちらも伝統産業を応援する一市民として心強く思った次第です。
実現性については、市当局が進めていくことですのでわかりませんが、
職員自らが課題を掘り下げ、市長を始めとした上司に直接発表・提案する場があることはとても良いことだと思います。
市民感覚からしても、市の職員さんがどれだけ熱い想いを持って市のために働いてくださっているのか分かることは嬉しいことですし、
何より顔が見えて頼もしい存在になっていきます。
市民の方も参加することができる小野市研究発表会ですが、もっとたくさんの方にこの研究発表会を周知し、市民の方が興味を持って参加されるようになればと思います。
。。。でも、どうしても職員さんのワークライフバランスが気になるっ。。。