自立した生活を営むこと
小野市男女共同参画センター主催の講演会「とまどう男たち 生き方編 そして…」を聞いて参りました。
男女共同参画の中で、今ある男性の現実を学びました。
例えば定年退職後、パートナーに依存しないと生活が出来ない男性がいらっしゃること…
これまで家族のために直向きに仕事に打ち込んでこられた方が、退職後、自立した生活ができない…このような現実があるようです。
私の夫婦は、夫婦間での男性の役割・女性の役割はほぼありません。
諸事情あり、長男出産後2ヶ月の頃に専業主婦から一家の大黒柱になる決意をしました。
その2ヶ月後に有難いことに入社が決まり、夫は仕事を辞め、専業主夫をする時期もありました。
今でも、晩御飯は時間が無いため、夫婦で一緒にキッチンに立ちますし、
洗濯や掃除もどちらかの役割ではなく、その日その時で、協力して行なっています。
(子育てについては、自分の両親の力も大いに借りています。)
今日の講演を聞いて、自分自身の生き方や、これまで日々悶々としてきたことがとても明確になりました。
今子育てされている世代では、大黒柱として働く男性の中でも、
家庭を大切にしたい、子育てをしたいと考えておられる方は多いため、
ワークライフバランスが非常に大切だと講演でもおっしゃられていました。
私自身も自分が大黒柱で働きながら、もちろん家族を支えるには捨てないといけないものはあると理解しながらも、
子育てをしたいという想いが強く、この社会の構造に疑問を抱き始めたことも、立候補の決意に至った1つの理由です。
世代が若ければ、男女共同参画に対する意識も変わってきているのは事実です。
しかし、特に「働き方」は、個人の思いだけで変えられるものではなく、
管理職の意識が変わらなければなりません。
家族や夫婦の形についても、何が正しいとか、そのようなことではなく、
夫婦間の男女共同参画に於いては、
それぞれが自立した生活を営むことができれば、営む努力をすれば、
男女共同参画の取り組みは必要が無いのかもしれません。
今日は自分自身の考えを整理することが出来た1日でした。