一般質問が終わりました
昨日・今日と計8人の議員が一般質問を行いました。
私は、
・性的マイノリティへの支援について
・青少年の健全育成について
2項目質問させて頂きました。
性的マイノリティ(LGBTQ)については、教育委員会としても、教職員の正しい知識が何より肝心であるとの認識を持ち、今後も理解促進を図って行かれるとのことでした。
私からは、
学習指導要領で定められていない項目ではありますが、
保健や道徳など通常の授業の中で、多様な性について学ぶ機会をつくったり、
保健室や図書室、適応教室等で関連図書を設置したり、学級文庫で取り扱うなど、悩み苦しむ子どもたちへの情報提供にも努めるべきではとお伝えしました。
小野市の相談窓口についても、具体的には「ONOひまわりほっとライン」や「思春期ホットダイヤル」「法律相談」等において受けることとしているとの御答弁でしたが、
上記のリンク先からもわかるように、思春期ホットダイヤル以外では、性的マイノリティ当事者が相談先として分かりにくい状態にあるようにも感じ、
より分かりやすい相談窓口の広報について申し上げました。
小野市では、相談を受けた後、より専門的な知識が必要と判断した場合は、
などをご紹介することとなるようです。
また、一部の課だけが研修等を受けるのではなく、庁内全体で職員研修等に取り組み、理解を深める必要があるのでは、
そしてこれから先、例えば「だれでもトイレ」等の設置など、公共施設のあり方にも拘ることから、小野市の考え方や方向性をお伺いしました。
(ちなみに新庁舎については、多目的トイレが1・2階に2箇所、4階と6階に1箇所の合計6箇所設置する予定だそうです。)
市長からは、小野市に於いてまだまだ市民に性的マイノリティについての理解が浸透しているとは思えず、まずは教育や啓発を通じて、市民に理解・周知を求めることが先決であり、実情を見極め色々な角度から対応を整えていく旨の御答弁がありました。
多様化した社会で、それぞれが自分らしく生きるために、また、子どもたちや未来の為にも、お互いを認め合える小野市をこれからもつくっていきたいですよね。
性的マイノリティへの支援については、正しい知識が広まり、理解が深まるよう、これからも取り組んでいきたいと思います。
もう1項目の青少年の健全育成は、
昨年の更生保護女性会の研修を受けたことがきっかけとなり質問致しました。
御答弁にもあったのですが、平成28年中の北播磨5市1町の補導人員では、小野市内での補導人員が突出しており、その課題に何とか行政や地域が介入できないかな…との思いでした。
昨年度、小野市の補導人員が突出していた理由は、同一グループが深夜徘徊を繰り返し、補導を受けたことが大きな要因で、
本年の現時点で行政が把握している数字としては、市内の深夜徘徊が大幅に減少しているとのことでした。
非行防止に向けた学校における取組に関しての御答弁では、
「市内の学校は、基本的に学校単独で生活ルールを決めて指導にあたるのでなく、小中学校とも、主に長期休業前に生活指導担当者会を開き、指導の一貫性を共通理解して、非行の未然防止に努めています。」ということでした。
青少年の健全育成は、第一に家庭です。
そして小野市では、小野警察署が開署したことに加え、警察官OBを中心とした青パト隊や、青少年センター、青少年補導委員の方々が連携し、青少年の健全育成にも取り組まれています。
あとは、子どもたちを地域でいかに見守るかが大切だと考えます。
既に夜行反射材のタスキが全戸配布されていますので、ご存知かと思いますが、
小野市では6月から夜間の外出に夜行反射材を着用することを条例で義務付けています。
※広報おのより
この条例の制定については、高齢者の増加と、健康志向で夜間のウォーキングが増えていることが背景にあります。
夜行反射材を着用して夜間に外出される方々の内、希望者に市民パトロールの役割と言えば大袈裟かもしれませんが、地域の見守りの目になって頂けないかと思いました。
この提案が、直接的に青少年の健全育成につながる訳ではないかもしれませんが、
深夜徘徊や喫煙をする青少年に、地域としても気にかけていかなければならないという市民の意識付けや、
青少年たちにも、小野市にはたくさんの見守りの目があるという周知に繋がらないかと考えましたが、
市長からは、既存の組織で成果を挙げていく旨の御答弁でした。
他の議員さんの一般質問の中に、
何度かお問い合わせ頂いた認定こども園化に関する項目がありました。
今回の議場で当局より、
“市場保育園と粟生保育所が、認定こども園として次年度スタートする為に準備をされている”
という御答弁がありました。
気にされていた方も多いかと思いますので、ご参考になればと思います。