会派結成について
5月1日付けで、山本悟朗議員と民政クラブという名前で、会派を結成しました。
先日、4月26日・27日の研修の際に、私が現在、無会派で活動しているということで、様々なアドバイスを頂きました。
3月末の時点では、これからまたとりあえず1年間、無会派で活動していく決意をしていたのですが、
その後のこの1ヶ月間、各委員会を通して自分自身の中でも変化があったこと、
研修で他の議員さんの政策実現に向けた取り組み方などを伺う中で、改めて考える機会があったこと、
そしてその他のタイミングが上手く重なり、私の中でも新たに会派を結成するという判断に至りました。
山本議員を幹事長として、常に物事を論理的に考えられる、私には足りない部分を、吸収したいと考えています。
今日は、資格審査特別委員会の採決でした。
この委員会では、議員の資格の有無について、議員の生活の本拠はどこにあるのかという調査を行ってきました。
会派としても、何をもって生活の本拠とするのかをすり合わせ、
寝起きをする場所、余暇を過ごす場所、朝昼夕の食事、入浴、衣服、家族との関係、金銭、財産の管理状況、隣人、友人等の状況、生活用具、生活に関連する各種届出の状況などの項目を挙げ、その比重を同等にした上で、
項目ごとに個別に検証を行いました。
私はそれらを検証した上で、僅差ではあるものの小野での生活に比重が大きいとし、議員資格なしに反対しましたが、
同じ会派である山本委員は、僅差で三木の生活に比重が大きいとされました。
結果、今回は賛否に関し、会派拘束は行わず、それぞれの主張で討論することになりました。
同じ基準で判定しても賛否が分かれてしまう、本当に難しい要件です。
ご本人が証言される生活スタイルと、実際に使用している水道光熱費のデータとを比較すると、ガス代が非常に少ない月も事実としてありました。
しかし、全体を通して見るとご本人の言われる生活スタイルが可能である月の方が多く、これらを以って生活の本拠が三木にあるとは言えず、議員資格なしとは出来ないと私は判断しました。
この根底には、百条委員会という偽証罪が問われる委員会で、宣誓をされた上での証言であることから、証言が偽りであるという確実な証拠がないまま証言を偽りとして判断すべきでなく、
証拠として提出されたデータについても、そこから推察や憶測を踏まえて判断せず、実数値として捉えるべきであるという考え方があります。
賛否は、議員資格なしに賛成多数となり、委員会としては賛成多数という結論が出ました。
次は、本会議で委員外議員も賛否に加わります。
新聞報道を見て、市民の方からもご意見を伺うこともありました。
賛成の委員の主張に対し、感情論としては個人的に理解できる部分もありましたが、
私も一委員として、この調査に誠実に向き合い、判断致しました。
賛否についてご理解頂けたら幸いです。