27 4月 2017
2017年04月27日(木)
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研修を通して気持ちをフラットに

 

26日27日は、WOMAN SHIFTが主催する研修会に参加させて頂きました。

 

基本的に男性だから、女性だからという考えは少ない方だと自覚していますが、

やはり同性同士だからお話できること、相談できることがありました。

 

研修では、女性議員としてどのように政策実現していくか様々な視点からワークショップを行い、

国立国会図書館の塚田氏による政策形成のた」の情報収集法に関するご講演頂き、

すぐにでも使えるデータの収集方法としてデータベースのご紹介から、議会図書室の活用として図書のデータ化という議会改革にまで踏み込んだ講義をして頂きました。

 

そして、石川県金沢市の児童相談所と、福井県鯖江市のJK課とオープンデータの視察にも伺いました。

 

中核市でも設置ができる児童相談所の視察に関してはオプション研修ということもあり、

中核市における児童相談所の設置という、小野市の行政に直接的に結びつけることは難しい項目でしたが、

せっかくなので参加させて頂きました。

 

県から移管し、市の教育委員会とも連携することで、情報共有できるだけでなく、対応のスピードが格段に上がり、

子どもの安全確保に対するメリットを感じました。

 

鯖江市のJK課については、単に女子高生が主体となったまちづくりということではなく、

これまでの鯖江市民のまちづくりに対する鯖江愛が根底にあり、またその風土を常に育まれてきていること、

そして、その温かい市民が女子高生のプロジェクトを温かく見守り、信頼されているという全体図があることを知りました。

 

JK課というネーミングですが、本当にそのような課があるわけではなく、プロジェクトの名前です。

そこから波及して、男子高校生やJK課のOG、大学生等が主体となった”SAN”というプロジェクトや、OC課(通称・おばちゃん課)が市民主体でまちづくりに関し、

鯖江市で何か楽しいことをやってみたい!という思いを形にすべく活動されています。

 

鯖江市はまちづくりに関して、市民主役・学生連携・ITによるオープンデータを3本の矢としておられ、

JK課、オープンデータは共に、それらの矢を忠実に射抜いた施策であると感じました。

 

オープンデータについては、ITに関し優秀な市民の方々とその関係者主導で取り組まれています。

オープンデータによる効果というのは、まだまだ検証が出ない部分もあり、データ更新など行政の負担ももちろんありますが、

急速なIT化への対応とその活用が、トータル的にコストを削減するということ、そして自治体のITを活用した良い事例を横へ広げていくことが重要であるとのことです。

 

小野市でも少しずつ理解が深まるよう、調査・研究を続けていきたいと思います。

 

今回の研修を終え、全国でそれぞれ頑張っておられる女性議員の活動を知ることもでき、

自身を再度フラットな姿勢に立て直す良い機会となりました。

小野市内ばかりを見るだけでなく、外にも目を向けることで、

また小野市内がより鮮明になる見えるように思います。