シフト制の仕事と子育ての両立の厳しさを再認識しました
昨日は、子ども・子育て会議の傍聴をさせて頂きました。
子育て支援の関係者と公募により選出された2名の市民さん、計15名での会議です。
公募により選出された2名の市民さんは、現在子育て中のお母様方で、
議題に対しなかなか質問も出ない中、子育て中ならではの視点でご意見やご質問をされていました。
同じ子育て中の身として、このような場で、育児中のお母さん代表でたくさん意見を出して下さり、本当に心強いなと感じました。
議員になる前は、議会以外で具体的に、行政がどんなところで市民の意見を吸い上げ、物事が決まっていくのか、
小野市のHPや広報おの、議会だよりを見るだけではわかりませんでした。
市長への手紙とかあるけど、、、なんだかなぁ、、、というのが一般市民である私の感覚でした。
育児に仕事に家事に奮闘している私たちの意見はちゃんと行政に伝わっているのかな?
そんな想いも、議員の立候補を検討し始めたきっかけです。
でも、このように実は市民の方の声を聞く機会もあって、このような場所で出される意見が行政の動きに関わってくることを実感したような1日でした。
ですが、もっともっと市民の声を聞く機会があるべきだとも感じます。
情報をうまく収集出来ていない、日々色々な思いを感じながら過ごされている人に、
しっかり情報が伝わるように今後も継続して広報にも力を入れて頂きたいです。
会議の最後に、主任児童委員さんから民生委員についてのPRがありました。
そこで市民公募のママさんから、”もし民生委員さんに相談したければ、私たちはどこからコンタクトをとれば良いのですか?”と質問がありました。
この質問は、本当にありのままの現状を示していると思います。
子育て支援に深い理解を示し、サポートしてくださる熱い理念を持った民生委員さんが各町に1人いるのに、
必要とする可能性のある保護者と、
両者が繋がっていないことは非常にもどかしく、それは言うなれば体制だけがある状態に近いのかもしれません。
また、ファミリーサポートの協力会員もされているという委員の方から、
ファミリーサポートでの病児保育について意見が挙がりました。
日曜日にお子様の体調が悪いのに、お仕事の関係でファミリーサポートの利用をお願いする利用者さんの対応についてです。
ここでは、会場一体で、保護者はこんな時こそ仕事を休むべきだという声も聞こえ、私も同じように感じました。
しかし、そのお母さんにどのような事情があったのかは私たちはわかりません。
私は、夫婦共、販売に携わる仕事をしていたため、
土日に仕事を休むことが容易でなく、その方の境遇がもし同じようなものであれば、心からそのご苦労を理解できます。
小野市内の病児・病後児保育は、土日祝日は空いていません。
体制が万全ではない状況で、その保護者の方の本当のところを理解せずに、上辺だけで決めつけることは良くないと、同時に感じた次第です。
そして例え、土日が繁忙な仕事でも、子育てが優先できる社会になれば良いのにと思います。
子どもが病気の時くらい親が休むべきと考える人のどれほどが、
同じ職場で実際に仕事を休まれた身になった時に同じように考えるのでしょうか。
職場で繁忙の曜日に穴を開けて、しわ寄せが来るその同僚のみなさんや、そこで不平不満が出る状況を何度も見てきました。
職場では、子どもの病気で簡単に休みをとれない現状が実際にはあるのです。
社会で子どもを育てるという風潮がもっと強くなり、しわ寄せがいく方々へのサポートを考えなければ、
子育てと仕事の両立には、まだまだ課題が溢れたままだと思います。
このように理想はあれど、会社を経営される立場を考えると容易なことではありません。
今日は、自分自身が議員の立候補を決意した想いを再認識する1日となりました。