オープンスクール
午前中は小野南中学校のオープンスクールに行ってきました。
昨日も市場小学校のオープンスクールに行きました。
連日自分の出身校に行くことができ、懐かしさと共に現在のトイレはこうなっているんだとか、授業でこんな機器が使われているんだなどと、実際に校舎に入らないと分からないこともたくさん見ることができました。
そして小野南中学校でのネットモラル講演会「インターネットトラブルの現状」がとても面白かったです。
NTT情報技術推進ネットワーク株式会社代表取締役
兵庫県情報セキュリティーサポーターの篠原嘉一氏による講演で、
毎年講演に来て頂いているようです。
小野南中学校では生徒会で全校生徒対象にアンケートを取り、南中SNS(LINE)モラルという独自のルールを自分たちで作っており、
SNSの利用を22時まで1日1時間以内にしようと決めています。
このルールを作ることで、深夜にSNSで連絡が来ても返信しなくていい理由ができたり、他校の生徒や先輩から小野南中学校の生徒はそういったルールを決めているから呼び出しても無駄だといったことにもつながるようです。
面白かったのは、高校生になったら投稿する・しないに関わらずフルネームでfacebookアカウントを作ってくださいというお話です。
今は、就活の際に企業が応募者の情報をfacebookで事前に確認することは民間でよく聞く話ですが、
高校生でアカウントを作る理由は、アカウントを作っていないといじめなどで友人・他人が勝手に自分のアカウントを作り有ること無いこと投稿するという事例が発生していること、一度投稿したデータは容易に完全には消し去れないこと、完全にデータが消えるには3・4年かかることなどから、高校生になったらfacebookのアカウントを作ってください、親御さんは作らせてくださいとお話されていました。facebookでアカウントを持つことはネット上の信用であること、アカウント作成をするにしてもどのような個人情報を載せるかや、そこまでは載せなくていいなど、細かくお伝えされていました。ネットの仕組みを理解しなければなりたい職業に就けないともおっしゃられていました。
一時期よくあったバカッターなどと言われるような事例に子供たちが理解しないまま巻き込まれない為に、こういった考えや対策があるのだなと単純に驚きました。
そして、youtubeの仕組みの話では、サイバーテロやインターネットにおける広告収入のお話、そしてヒカキンやはじめしゃちょーのお話も出たりして、本当に現状に沿っていて、また中学生に寄り添った講演でとても面白かったです。
中学生に限らず、大人もSNSやネット広告、ネットそのものの仕組みを十分に理解しないまま使用しトラブルに巻き込まれる方も多いので、
していい事とそうでない事、各個人がモラルをしっかり持ってこの社会を生きていかなければなりません。
親もスマートフォンを持って、SNS上で子供のフォローをする必要があるなど、今の現実を見据えたお話されていました。綺麗事ではない現実に沿ったお話であると思います。
最後に、子供が何かにつまづいた時にネット以外で解消することができるように、今色々な体験をさせてあげることが大切だとおっしゃられていました。
しかし、生徒さんはネットのトラブルや使い方を十分に理解した上で、良い方向にそれらを駆使した実りある社会を作りあげる社会人になって頂きたいです。
また皆様もご機会ございましたら、講演会に行かれてみてください。