赤ちゃん先生
NPO法人ママの働き方応援隊の赤ちゃん先生プロジェクトについて今日は書かせてもらいます。
このブログで投稿するのはどうかな、、、と思うところもあるのですが、
私が立候補を決意した経緯と、この赤ちゃん先生プロジェクトでの取り組みや、NPO法人ママの働き方応援隊の目指してるところがとても近いところがあるので、紹介と共に、投稿しますね。
当選してから初めて知った、このNPOと、赤ちゃん先生。
色々調べていく内に、小野でも広まって欲しい、小野でもきっとこの活動を通じて救われるママがいる!と信じて、自分も活動に参加させてもらうことにしました。
赤ちゃんとそのママが、小学校〜大学、高齢者施設に出向きお仕事をします。
その内容は簡単に言うと、赤ちゃんから学んだり、癒しや笑顔を利用者さんにお届けする…
今日は、他市の小学校での開催に初めて参加させて頂きました。
小学2年生の生徒さんと、1歳前後の赤ちゃんとママ、8ペアで「みんな違ってみんないい」という授業を行いました。
ママは、講師として、赤ちゃんのお話などを生徒さんにお伝えします。
今日の授業は、6月に1回目の開催をしていた小学校で、久しぶりの2回目の授業でした。
赤ちゃん先生プロジェクトの授業では、生徒さんたちを誘導しません。
生徒さん自身それぞれが、赤ちゃん先生から感じ取り、一人一人が自分で気づき解決し、感じる力を育てるためです。
今日の開催で、生徒さんがとても赤ちゃん先生の授業を待ちわびていたことが、見ていてとても伝わってきました。
「6月の時より重くなっていてびっくりした!」
「前は歩けなかったのに、手を持ったら歩けるようになった!」
「歯がなかったのに、歯が生えていた!」
などなど、たくさん感想も述べていました。
それぞれが、赤ちゃんの成長もみんな違う、お友達も自分も得意なことや苦手なことが違う、というように、気付いてくれたら、いじめも少なくなっていくと思います。
小学校開催の良いところは、5回〜9回の連続開催が基本だということです。それぞれの授業で、共感力を育てたり、ことばの持つ力を学んだり、泣いてもいいんだよということや、生かされている命に感謝することなどを学びます。
1回目の授業で生後6か月だった赤ちゃんであれば、5回〜9回の授業を通して、どんどん成長していく様子を伝えられます。
タイミングが合えば、妊婦さんも参加し、次の授業では、赤ちゃんが産まれている!ということを授業を通して、学んでもらえます。
そして私がこの取り組みで1番感銘を受けたのは、
”ボランティアではない”ということです。
開催させてもらえないかお話に伺う際、
「なぜボランティアじゃないのか」とよく聞かれるそうです。
赤ちゃん先生から学んだり、癒しを提供したり、、、
もちろん素晴らしいことなのですが、
私たちママの働き方応援隊は、それをママのお仕事にしたいのです。
仕事をしたいけど子供と一緒にいたいママはもちろん、出産後に社会との繋がりがなく、家に引きこもりがちになるママ、、、自己肯定感が低く虐待などに繋がってしまう場合もあります。
ボランティアをするって、目標や目的がなかったり、自分に余裕がないと出来ないことだと思います。
でも、これは仕事なのです。
そして、女性が働けるようどんどん整ってきつつありますが、
まだまだ現実は厳しいです。
妊娠と同時に退職を余儀なくされる方、子育てとの両立が難しいから結局退職を選ぶ方はまだまだ多く、
私はそれでも働き続けることを選択しましたが(選択せざるをえない状況だったので)、
子供との時間が十分に保てず、ライフワークバランスが整っていない時期もありました。
そんな日々はやはり、「もっと子供といたい」と、そこまでして働く意味を考える日々でした。
もし、そんな時に、ママの働き方応援隊に出会っていたら、良くも悪くも今の私はいなかったと思います。
何も、皆が皆、この活動に参加すればいいと思っているわけではなく、この活動を通じてとても成長できるママがいると思っています。
家に閉じこもっているママ、児童館に行っても他のママとお話する機会もないママ、子供と自分だけ隔離されたような感覚になるような…自分と子供だけの生活。。。
この活動を通じて、悩んでいることは共有できます。
そして、社会と繋がり、貢献できます。
たくさんの交流から、この取り組みだけに収まらず、NPOを越えて新しいことを始めていらっしゃる方がたくさんいます。
育児休暇中の方は、無報酬での参加となってしまい、ボランティアのような活動になってしまいますが、
この活動自体に賛同して、自分の経験にプラスになると参加されている方々もいます。
小野市の教育機関でも、いつか開催したいです。
現在は小野で活動しているメンバーが少ないので、広報活動を私もしていかなければなりませんが、
将来的には、率先して活動してくれるようなママが増えれば、そっと退きたいと考えています。
そんなママが増えた時は、もっと生き生きした小野市になっているはずだと信じています。