24 5月 2022
2022年05月24日(火)
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教育ICTを活用したオンライン学習支援について

熊本市のフレンドリーオンラインについて学ぶ機会を頂きました。

学校への登校が難しい児童生徒への学習支援として、教育ICTを活用したオンライン学習支援を、フレンドリーオンラインと名付けておられます。

昨年の9月に体験を開始して、この4月から本格運用。

再任用のオンライン学習支援員の先生が、配信拠点校内の教室から双方向でのやりとりができる生配信をしていて、
実際の動画も拝見しましたが、とても楽しそうな授業でした。

映像配信ではなく、ゆるやかでも双方向性を保つことが大切だと教えて下さいました。

オンライン授業だけでなく、ミッションタイムやクリエイティブタイムなどのプログラム、
そして週に1回は、わくわく学習というものがあり、
先生が市内施設(美術館や動物園など)に出向き、ゲストティーチャーに質問を投げかけたり…という学習もされているとのこと。

社会とつながり、仕事のやりがいなどを学ぶキャリア教育です。

授業はわかりやすいイメージで言うと、まさに支援員の先生がYouTuber。

それくらい堅苦しさのない楽しそうな雰囲気の授業でした。

出欠連絡も不要で、生徒は画面オフで大丈夫。チャットやリアクションで反応が出てきたり、オンライン学習支援をきっかけに学校に登校する児童生徒さんもおられたとか。

学校に登校することだけが全てではない、新たな学びの選択肢の一つとして、
熊本市さんの取り組みは子どもたちの目線に立った本当に素晴らしい取り組みだと感じました。

最終的な判断は各学校だそうですが、出席扱いにもなるとのことです。

小野市でも参考にすべき点が多い、非常に実りのある視察でした。
お声がけくださいまして、本当にありがとうございました。