13 7月 2016
2016年07月13日(水)
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視察1日目広域行政について

過去にごみ処理の広域化について合意した小野市・加西市・加東市・西脇市・多可町の5市町でしたが、つい先日、小野市・加西市・加東市の3市と、西脇市・多可町の1市1町に分裂することとなりました。

 

ごみ処理施設の建て替え等で莫大な費用がかかり、また維持費も大きいため、広域化し負担軽減することが目的です。

 

今回視察に伺った、長野県飯田市では、14市町村ある広域連合のうち、13市町村で可燃ごみの広域処理を実施されています。

 

13市町村のうち、市は飯田市のみで、そういった状況も北播磨の環境とは大きく違いますが、

住民への100回にわたる事前説明会等、自治会と連携してこられた努力で、大きな反対意見等は出ておられないということでした。

 

南信州広域連合と飯田市が地元地区や隣接地区と、ごみ処理に係る基本協定、環境保全協定、地域振興協定を締結されておられます。

 

環境保全協定の中では環境保全協定値を定め、例えばダイオキシンに関しては国の基準値では5ナノグラムですが、飯田市は0.05ナノグラムと定められていました。

 

今回視察させて頂いたごみ処理施設場は、見晴らしの良い箇所にあり、新たな憩いの場としても活用して頂けるよう周辺に遊歩道や展望台の設置も検討されているとのことです。

 

建設中のごみ処理場見学の際に、市職員の方にお伺いしまいたが、飯田市では以前から有料ゴミ袋を使用されておられます。

 

有料指定ゴミ袋にすることで、ゴミの減量にもつながり、また分別の意識も深く根付いておられるようでした。

 

ごみ処理施設の広域化を滞りなく進めることももちろん重要ですが、やはり個人個人が出来ることも再認識すべきだということも感じました。

 

とは言え、今後行政の動きに注視しつつ、今回の視察内容や資料をもう一度落とし込んでいきたいと思います。