18 11月 2015
2015年11月18日(水)
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議員が育児を理由に一定期間議会を欠席することについて

以前より、朝日新聞で初当選の女性地方議員アンケートを元にした記事が掲載されています。

 

私も、当選後に朝日新聞社よりアンケートが届き、提出させて頂きました。

 

まだ少数の女性議員を増やすにはどうすればいいか、議員を志したきっかけや、容姿や服装を話題とした記事などがこれまで掲載されてきました。

 

今までの記事で、

任期が4年と限られている地方議員が、育児を理由に一定期間、議会を欠席することをどう考えますか。

と、「議員の育休」について意見を公募されていました。

 

私もこの件について自分の考えを少し書きたいと思います。

 

私は、その期間は無報酬にした上で、産休はあり、育児休業については「なし」だと考えます。


私も自分自身が専業主婦の状態で出産育児を経験し、

また民間企業での産休・育休も取得させて頂いた経験から、

その子どもとの時間は一生に一度しかなく育児休業の期間の親子の時間はとても大切な時間であると認識しています。


しかし、議員という住民から4年間の負託を受けた立場として、

ある程度自身を犠牲にすることは当然だと考えます。

育児休業の取得ということより、卒乳する頃までは事務作業の際であったり可能な範囲もしくは常識的な範囲で、

子どもを連れてでも仕事が出来る環境を整えるべきであると思います。


平日土日祝日、時間も不定期な議員という仕事において、

男女問わず子育て中でも活動が出来るよう、

平日の夜間、土日祝日は子ども連れで活動が出来たり、時間帯を考慮していくことも大切だと考えています。


視察に関しては、民間企業等でも出張はありますので、子育てのサポートを得られる体制は自身で整えておくべきと考えます。


突発的な理由での欠席は、男女問わず、そして子育てに限らず介護においても認めるべきであり、しかし前提として欠席にならないよう、家族のサポートやファミリーサポート等の出来うる手配の努力をすることは当然の責務だと思います。


どの点においても、それぞれ個人のモラルの問題にも関わってきますし、議員という職業はもちろん特殊ではありますが、

老若男女問わず、”働く”ということ、そしてその”働き方”に対して、考え直し、また子育てや介護も家族全員ですることだという認識について改めて考える必要があると思います。

 

民間企業でも、子育てをしながら働くということに対し、様々な課題を感じてきました。

議員という立場上、職責をしっかり果たした上で、女性でも議員という仕事が務まるよう、男女共に子育てや介護と両立することができる仕組みをつくっていかなければならないです。

 

4年間という任期も、4年間の中だけで考えれば産休も考えてしまう部分がある方も多いかもしれませんが、何期も務められている議員さんを見ていると、

女性議員だからといって、出産という選択肢を選べないのはとてもおかしいことで、女性議員が増えない理由に直結してくると思います。

議員という立場をしっかり認識した上で、体質のとある部分では民間企業と差を縮め、日本の中の一職業としては働き方を率先して変えていくことが必要なのではないかなと感じます。

 

あくまで、個人的な意見です。

皆様はどうお考えでしょうか。